湯船に浸かって思うあれこれ

自分の記録として

もともと読書が好きだったのに、ここ数年読めずにいた。それでも本への出費は自分に許していたから、こいつは面白そうだと興味を持ったら即買ってひたすら積んでそのまま終わっていた。


寝かせて半年。ふと土井善晴氏の本を手に取った。

思い返せば掃除は我慢できなくなったらやるもの、服の整理も下手くそで、着なくなった服は押入れにしまうばかり。流れを滞らせていた。だからしっくりこなかったのかと気づいた。読み進めるうちにじわじわと涙が滲む。そうか。私は本当はこんな日々を望んでいたのか。


ようやく本が、文章が読めるようになってきた。感覚が蘇ってきてくれた。誰かと分かち合う美味しさはとてつもなく幸せで愛おしい。